うららkaブログ版

自分の覚え書きみたいなものかねぇ
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FIT終了と今後の給湯器対策を考える
パワコン
屋外設置の太陽光発電用のパワコンだって寿命がある

 自分のための、覚書長文です。

 個人的考察なので読まなくても良いです。(笑)
 呆れる程長いです。

 我が家のエネルギー事情は、色々ややこしい。
 ソーラーがあり、エコウィルがあり、床暖があり、ガスストーブあり、今は選べないプランの電気料金体系あり。

 まずは、電気から。

 我が家の電気料金契約は、東電の「おトクなナイト10」になっている。
 それは、現在では契約できないプランである。

おトクなナイト10
http://www.tepco.co.jp/ep/private/plan2/old04.html

 契約した時は、夜間が9.5円、昼間が31円くらいじゃなかったかなぁ。(電力使用量によって変わるので平均的な値)
 毎年見直しがあって、現在はもっと高いのだが、それでも、夜間料金は安く、昼間はその3倍というのは、ほぼ変わらない。
 ひと月当たりの実際の使用量としては、昼間が23〜60kWh、夜間が83〜282kWhである。
 夜間は一律で、昼間は使用量に応じて料金が変動するのだが、80kwhまでは同じである。
 従って、現在、昼間は26.49円、夜間は12.73円ということになっている。(実際の請求書によるデータ)
 他に、基本料金が1,320円かかる。(60A契約まで一律)

 昼間の電気使用量が圧倒的に少ないのは、ソーラーパネルが載っていることと、エコウィルによる発電(稼働中は1kw発電する)があるため。
 さらに、食洗機や洗濯機など、大電力を必要とする機器は、主に夜間料金時間帯(22時〜8時)に稼働させている。

 次に、ガス。
 調理用として、レンジだけでなく、オーブンもガス。
 暖房用の石油ストーブはなく、都市ガス用のファンヒーターが2台と、床暖房を使っている。電気が安い時間帯や、エコウィルによる発電電力が余っている時は、エアコン暖房も併用。(早朝は電気の蓄熱ヒーターも使っている)

 そんなわけで、ガス使用量の振れ幅が大きく、42〜205立方メートルで、金額にしたら、5,910〜22,756円となる。
 料金プランは「エコウィルで発電エコぷらん」で、普通の契約より、513〜1,978円安くなっているそうだ。

 実際の所、12年稼働したエコウィルの能力はどうなのか。

 現在、うちのエコウィル(GEH-0106ARS-K)は、一時間発電すると、0.39立法メートルのガスを消費する。
 先日実測してみたのだが、仕様通りで驚いた。

 これがいくらなのかの算出は、とても手強い。
 電気もなんだけど、ガスも使用量によって価格の変動が大きいのだ。

 あくまでうちの場合ではあるのだけれど、例えば、ガスをあまり使わない8月の場合は、42立法メートルで5,910円。1立方メートルあたり140.7円。
 ガスを沢山使う1月の場合は、205立法メートルで22,756円。1立方メートルあたり111.0円となって、29.7円もの差がある。
 季節によって30%近い差が出てしまうので、ホント計算がやりづらい。

 以降、1立方メートル120円で換算することにする。(電気は23円ね)

 てことで、エコウィルを1時間動かすと、46.8円もかかるのだ。
 動かすことによって、1kWの電力と、2.8kWの熱が発生することになっている。
 電力はともかく、2.8kWの熱の利用は、かなり怪しい。
 お湯を作って貯湯タンクへ貯めていくのだが、お湯だもの、冷める。どこまで効率的に使えているかはわからないし、このお湯の使い方が、エコウィルシステムの経済性を支えていると言っていい。
 貯湯タンクは140Lで、一杯になってしまうと発電機は止まるので、お湯を使わないと発電しなくなってしまう。

 我が家では、太陽電池の発電能力が落ちた16時から、電気料金が安くなる22時までの6時間、エコウィルを稼働させたいところなのだが、色々やりくりしても、無理な場合も多々。
 冬以外は床暖房を使わないのでお湯の貯まりが早く、一日4時間程度発電しているだけ。
 逆に、もし、床暖房をMAXにすると、殆どお湯は貯まらないので、一日中でも発電することができるのだが、ガス代が怖いので、そんなことは滅多にしません。

 話は戻って、電気料金が1kW23円とすると、1kWの発電に46.8円もかかるエコウィルガス発電は、そこだけだと駄目駄目で、いかに排熱を使うか、に、かかってくる。
 2.8kWをまるまる使ったとしたら、電気64円分。
 発電の1kWも足したら、46.8円のガス料金で、87.4円ものエネルギーが!! と、いうのが営業トークなんだろうけど、もちろんそんなことは不可能で、電気と比べての経済効果は微々たるもので、オール電化には完全に敗北している商品です。

 そんなこと、承知で使っているんだけどね。(笑)

 これらを踏まえて、FIT終了を考えていく。

 そもそも、FIT発動前は、太陽電池による余剰電力は、「買っている値段とと同じ金額で売れた」のだ。
 そのため、昼間の電気料金が高い契約にするのが常套手段であった。そのための「おトクなナイト10」なのだ。
 うちも、その例に習い、約27円で売っていた。
 晴れていれば、昼間は太陽電池で電力を賄い、夕方以降、日が沈んで電力使用量が多くなる時間帯の穴埋めとして、エコウィルを稼働させていた。
 1kW発電してくれるので、高額な昼間電気購入量を減らせる。

 シャープのパネルを3kw載せているのだが、条件がとても悪く、もともとモトは取れないことになっていた。
 月別の発電量の差が大きく、最高記録で394kWh/月、最低で101kWh/月、年間2,518〜2,906kWh。
 設置に190万円かかっていて、どこからも補助金は貰っていない。
 例えば、電気を23円で買っていたと仮定すると、年間2,700kWh発電し、全く壊れなかったとしても(パワコンには寿命があるのは現実には無理)、31年かけないと、モトを取ったとは言えない。うちは中古住宅なので、家の寿命が先にきます。

 我が家では、2007年11月に稼働し、2009年12月からFIT対象になり、2019年11月で終了。
 2009年11月までは、約27円で売っていたのだが、それ以降は、39円+10円で(電力会社へは39円だが、エコウィルがあるのでガス会社が10円補填していた)、49円となった。
 自家消費も多いので、実際の販売実績としては、2008年で42,049円、2018年で62,573円である。
 FITが終了した来年の売電額は、2018年並みの売電量だったとしても、たったの12,131円(東京ガスへ販売する9.5円で計算)しかない。
 50,442円ものマイナスである。
 FIT前の2008年の条件を当てはめても(1,537kWh売電し41,965円の収入)、14,601円にしかならないので、27,364円のマイナスになってしまう。

 なんともはや。

 電力会社は、うちから9.5円で買った電気を、23円くらいで売っているんだぜぃ。
 そんな暴利ありかよ、と、思うんだけど、お上には逆らえません。(嘆)

 さて、将来、うちでは困ったことが確実におこる。

 エコウィルが寿命を迎えるのだ。
 2019年12月に定期点検をしたのだが、最も長く見積っても、3年で使えなくなってしまう。(高額な部品交換費用がかかるのでそれ以上の延命は現実的ではない)
 故障の多いエコウィルのことだから(実は年末にも一部壊れて最近修理が終わったのだがそれについては後日報告する)、それ以前に駄目になる可能性は大いにある。
 そうなってくると、「おトクなナイト10」の電気料金体系を基本とした我が家のエネルギー事情へのダメージは大きい。

 そもそも、「おトクなナイト10」をより有利にするためのソーラーパネルであり、エコウィルなのだから。

 現在、電気料金が高い8時〜22時は、太陽電池とエコウィルによる発電で購入量を減らしているのだ。
 電気料金を、一度でも通常プランへ戻してしまうと、二度と「おトクなナイト10」は契約できない。
 現在ある「夜トクプラン」は、夜間でも大して安くないくせに昼間高いという悪魔のプランなのだ。(「夜トク12」で昼間34.39円、夜間22.97円)
 「おトクなナイト10」(昼間36円、夜間13円くらい)は、手放したくない。

 エコウィルは、すでに供給を終了していて、ガス会社は、エネファームを勧めてくる。
 ところが、現在のエネファームは、Max700Wしか発電しない。
 これは痛い。
 例えば、現在、エコウィルを動かし、床暖房と、エアコン暖房を稼働させると(ただし風量は「しずか」)、総量で900Wくらいいく。パソコンと照明を入れて、ぴったり1kW程度。
 エネファーム化したら、エアコン暖房は止めざるを得ず、ガスの暖房を追加稼働させることになるだろう。もしくは、高い電気料金覚悟でエアコンか。

 まぁ、それも、アリっちゃアリだけどね。
 と、いうか、現状の最有力候補。
 ただし、エネファームの寿命は10数年なんだとさ。(10年保証プラス数年、ってことで、エコウィルと同じだな)

 もうひとつ、有力な候補になったのが、家庭用蓄電池。
 以前は、阿呆みたいに高かったのだが、テスラが参入してきたし、FIT終了の受け皿としての家庭用蓄電池の需要が増せば、さらに低価格になるかも知れない。
 利用方法としては、昼間、太陽電池で充電し、夜間、それを使う。余剰電力を電力会社に安く買い叩かれるのなら、全部自家消費してしまおう、って算段。
 これは、理にかなっている。
 足りない電力は、夜間の安い電気を買って貯めておいて使うことになる。

 気になるのが、蓄電池の価格と寿命。
 メーカーは10年持つと言っているのだが、ホンマかいな。
 10年保証がついていても、会社が倒れたら意味ないしね。

 この蓄電池、いくらだったらオトクなのだろうか。

 我が家の場合(年間発電量2,700kWh程度の小規模ソーラー)で試算してみた。
 余剰電力を9.5円で売らないで、全部自家消費したら、いくらトクになるだろうか。
 2018年のデータで試算してみる。
 この年は、年間で1,277kWh売電した。平均よりかなり少ないけれど(ピークは1,573kWh)、サンプルとしてはいいだろう。
 これを、自家消費すると、単価26.49円(現在の80kWhまでの昼間電力購入単価)として、33,828円。
 売ると、単価9.5円として、12,131円。
 差額は、21,697円。
 え? そんなもの?

 次に、ソーラー自家消費電力以外を、全て夜間電力で賄った場合を考えてみる。
 って、これが、めっちゃ難しい。
 単純に、東電からの買電量だけでは済まない。エコウィルの発電量を加味しなければならないのだ。
 エコウィルには、過去30日の発電量とか、トータルの発電量が記録されているのだが、ここでの発電量は、全て消費されているのではない。定格として1kW発電してしまうので、発電機稼働中に余った電力は温水ヒーターへ回されて、お湯を作っているだ。
 これって、一見、高効率、でも、そのジツ、不毛スレスレな行為だと思う。
 それはさておき、それでも、算出を試みる。
 エコウィルの、過去30日の発電量は130kWhだった。仮に、そのうち、100kWhを実際に自家消費していたとする。一年間で、1,200kWhとなる。すげーどんぶりだけど、実感として、そんなものだと思う。

 2018年における、東電からの買電力量は、2,344kWh。それに、1,200kWhを足して、3,544kWhが、我が家の年間買い取り電力量とする。太陽電池の自家消費分は1,263kWhだから、合計で4,807kWh。4人家族の平均的使用量が5,500kWhだそうだから、まぁ、そんなものでしょう。
 買電分、3,544kWhを、23円で計算すると、81,512円。
 夜間電力を13円で計算し、46,072円。
 差額、35,440円。

 てことで、蓄電池導入による年間経済効果は、21,697円+35,440円で、57,137円ナリ。
 寿命が10年だったら、57万円くらいじゃないとアカンのかー。
 買電分を、一律23円で計算したけど、実際には、我が家では、昼間の電気は26.49円で買っているので(80kWh以下だからね)、もう少し有利かも。
 蓄電池を導入したら、積極的に電気を使うようになってガスの使用量は減るだろうし。(カップ麺のお湯をガスで沸かすとかなくなるだろうな)

 エコウィルを廃止すると給湯器も廃止されてしまう。
 エネファームなら給湯器付きだけど、蓄電池導入の場合は、給湯器も買わないと駄目なのか。(ガス料金がエコウィルプランから床暖房プランになるので割引体系はほぼ同じ)

 てことで、長文ついでに、エネファームの経済性を考えてみる。

 最新型のエネファームは、最大発電量が700Wで、その際の発熱量は、998Wである。
 たった、998W。エコウィルの半分以下。
 貯湯タンクは130L。
 発電については、オンかオフしかなかったエコウィルと違って、200Wから700Wまで発電量が可変で、高効率の運用が期待できます。
 エコウィルの場合は、稼働させたら1kW発電してしまうので、余った電力でヒーターを加熱してお湯を作るという複雑な制御となっていた。
 エコウィルのガスの使用量は、時間あたり1.9kWと書いてある。ちょとややこしい。ちなみに、エコウィルのガス使用量のkW表示は4.92kWである。
 現在の我が家の状況(エコウィルが1時間で46.8円の消費)で換算してみる。
 そうすると、エネファームは、一時間で18.1円の消費である。
 700Wの電気は、16.1円(23円で換算)なので、同時に発生することになっている998Wの熱を、2円分以上使えればトクということになるので、エコウィルよりは経済性ありそうだ。(初期投資分は考えない)

 さらに調べて行くと、問題点も見えてきた。

 太陽電池とのダブル発電状態だと、現状では、売電を多くする設定しかないようだ。
 これは困る。
 安くしか買い取ってくれないんだもの、なるべく自家消費したい。
 てことで、エネファームの発電を手動停止してしまうと、これまた問題が起こる。
 エネファームは、起動に40分もかかる。
 起動させて40分後じゃないと発電しない。ちなみに、エコウィルは起動後6分くらいで発電する。
 しかも「エネファームは1回の発電につき、2時間以上の機器内部リフレッシュを必要とします。この時間はエネファームの発電ができません」とのこと。
 細切れに起動することはできないのだ。
 さらに「通常、エネファームは1日1回を上限に発電を行いますが、貯湯量発電および手動発電では、所定日数に限り、1日で2回目の発電が可能です」とある。ここにある「所定日数」とは120日だという。
 つまり、エネファームは、起動回数によっても寿命が決まってしまうのだ。
 出力が200Wから700Wと可変になっているのは、そういうわけだったのだ。
 だから、太陽光発電併用時の「売電を増やす」モードはあっても(製品のウリにもなっている)、出来る限り「自家消費する」モードはない。
 なければ、FIT終了対策にはならない。
 ガスを1時間あたり18.1円で買って(700Whの電力と998Whの熱を得る)、電気を1kwあたり9.5円で売っていては、阿呆だ。

 うーむ、この点が改善されなければ、エネファームの魅力半減だなぁ。
 停止すると寿命が縮むのなら、最低出力で稼働させる方法がないとな。(発電量の手動調整はできない)
 つまり、「8時に発電量200Wで稼働開始、16時から700Wに出力アップ、22時に稼働停止」という手動設定ができないと、FIT終了対策にはならない。

 Panasonicに、メールで質問しようとしたんだけど、問い合わせ商品一覧に「エネファーム」がないものだから、サイトの堂々巡りに陥っちゃうんだよな。
 Panasonicは、「お客様の声に学ぶ取り組み」なんてサイトを作っておきながら、聞く気ないのかよ。(笑)
 仕方ないから、サイトへのクレーム窓口へメールしました。まだ返事はないけどね。

 給湯設備としては、電動ヒートポンプとガス給湯器を組み合わせた「エコワン」なんて商品も検討しないといけないのかねぇ。

エコワン
https://rinnai.jp/ecoone/

 さすがにこれだけだと、面白味に欠けるなぁ。
 予算が無限にあるのなら、蓄電池とエコワン!?

 繰り返しますが、単純に経済性だけをとれば、オール電化、ですよん。
 エコウィルにしろエネファームにしろ、「高効率な給湯器(エコジョーズ)のみ」よりも経済性が高いのかは微妙なところです。
 システムを楽しむ、というつもりじゃないとね。

 と、まぁ、悩み多きこの頃なのでありましたとさ。

(2020.1.9 17:40 追記)
 12/31にしたPanasonicへの質問に、以下の回答がありましたので、追記します。質問は「エネファームの設定を、朝8時に200Wで発電開始、16時から700Wに出力アップ、22時に発電停止というプログラムは出来ないか」というものでした。
お申し出につきましては、ご希望が叶う設定の制御機能ではないためできかねるとのことです
| 発電関連(太陽光・エコウィルなど) | 12:21 | comments(0) | -
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